コンサヴァ

trionfo

2012年07月13日 01:53

長野と銀座は似ている。

30年前はワインを売ることすら罪のような時代とは嘘のようである。
ソムリエとしては嬉しい限り!

売れます!けど、渋くて重い最初の印象ばかり強い赤ワイン。
本来の葡萄の旨みを木樽でごまかすような厚化粧のワインばかりが受ける。
友人のイタリア人曰く「何故日本人はこれほど強いワインをイタリア料理と合わせられるのか?」と。

日本には素晴らしい四季というものがあります。25年ぶりに長野へ帰り長野の食材を使ってみて
あらためて東京ではリアルに感じられなかった旬を感じました。
夏に感じる野菜料理、冬の根菜、冬のお肉料理、春の山菜、秋の茸。日本海の旬の魚。
重くて渋い赤ワイン一辺倒じゃあなくていいかなぁ~なんて。
一本何百円の安ワインでもウン万円の高級ワインでも、愛すべきワインとしてしっかりと味わう。
好みの違うイコール不味いではないこと、そしてブランドや葡萄にこだわりすぎぬこと。
僕たちは毎日その日、その時の天候、気分、行動内容によって服を選んで着がえます。
そんなふうにワインを広い範囲で選べることが真っ当なワイン好きのたしなみだと思います。
その日の気分にふさわしいワインはきっとある。
定番も冒険も望みのまま、ただし冒険の後に文句を言うときは再飲するのが鉄則。
だって年々貴方も変化するし、ワインも変化するのだから・・・スタンプラリーのようにラベルを集め、
一銘柄一本飲んで金輪際さようならなら、、少し悲しい。。(笑)



うちの店では毎年季節毎の定番ワインがあります。
「毎度お馴染みの~~〇〇で~す」旬のお料理と合わせてね。。。




 オステリア トリオンフォ

長野市北石堂町1175-9リーベ石堂2F
tel&fax 026-223-8550

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