北イタリアのレストラン

trionfo

2012年08月23日 09:57






僕が2年チョット滞在したイタリアは、全て北部の田舎町だったのですが、

休日になれば、家にはキッチンがなかった為に、おのずと外食をせざるを得なかったのです。

そこで、初めてレストランに行った時にビックリしたのは、
スパゲッティをはじめとする乾麺がメニューに無い、、、ゼロです。


あるのはタリアテッレ、ラヴィオリ、ニョッキ等の生パスタのみ。






agnolotti dal plin

調理法も南とは違い、ニンニクは殆んど使わず、乳製品がベースとなり、刺激的な仕上がりにはならない。

なので、実際に北部では、唐辛子やニンニクを好んで食べる方は、非常に少ないです。



日本に居た頃から、風土による郷土料理の違いは理解してましたが、

まさかここまでメニューが特化されてるとは思いませんでした。

という事は、大きな都市では当てはまりませんが、

他の地に行くと、その地の料理しかないんです。ワイン然り。




北部では、ニンニクを使わない事から、ほわぁっとした料理が多いですが、

食べこんでいくうちに、ワインに凄く寄り添ってくれるんだなぁと気づいたんです。

なので、南に遊び行く以外は殆んどと言っていい程、乾麺は食べずに(無かったと言うのが正しいのか)、

ラビオリやニョッキをパクパクやりながらワインを飲む事が、自然な流れとなり、

滞在中の食生活の中心となったことは、言うまでもありません。



というのもあり、帰国直後にレストランへ行った時は、メニューが色々ありすぎて、
いろんな意味でビックリしたのを覚えています。



パスタ=スパゲッティの構図が、ここ日本で変わる事は無いと思いますが(実際僕もスパゲッティ大好きですし)、

他にもあるんですよ、という事をゆっくり、時間はかかるかもしれないけど、

伝えていければと思っています。





tajarin al sugo di salsiccia



coniglio al arneis

あぁ、こういうお店に食事しに行きたいです。 体が北部の料理を!!!と求めてます。
こんなに暑いのに、体は正直ですね。

でなくて、そんな北部の、
僕が見て、食べて、作ってきたお料理がトリオンフォのメニューにはあります。




オステリア トリオンフォ

長野市北石堂町1175-9リーベ石堂2F
tel&fax 026-223-8550



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